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コラム#112 ESGと不動産投資 〜中長期的に見た投資物件の考え方〜

筆者

高桑 良充

KAIROS MARKETING LTD. CEO

ESGの3つの観点

皆さんは、ESGという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
最近では、不動産投資の分野でもESGの観点が重要になっています。これまでの所有物件の賃料、利回りといった収益面ではなく、物件がもたらす環境・地域社会への取り組みが評価される投資、ESGの考え方が注目されています。

ESGとは、
環境(E: Environment)
社会(S: Social)
ガバナンス(G: Governance)
の英語の頭文字を合わせた言葉です。

■環境(E: Environment)
環境問題に配慮した製品の製造、CO2排出の削減、照明や空調などのエネルギー消費量など企業や個人も地球の環境課題の解決に向けた取組みをしていく必要があります。

■社会(S: Social)
男女格差をはじめとする人権問題・所得格差、少子高齢化、働く環境の整備など社会や地域に貢献・寄与するために、行動の見直しが求められています。

■ガバナンス(G: Governance)
「企業が健全な経営を行うための自己管理体制」のことで、コンプライアンスの順守、情報開示など企業がしっかりとした管理体制し、企業の将来性、長期的に成長するためには社会のルールを守ることが求められます。

企業が長期的に成長するためには、経営においてESGの3つの観点が必要だという考え方です。

 参照記事
 ESGとは|簡単解説

不動産投資とESGの関係性

ESGの観点から不動産投資を行う

不動産投資の分野でも、ESGの観点がポイントになります。安定性や将来性を分析し、どういった投資物件を選んだら良いのか、ESGの視点から選択することも重要になります。

特に環境の面では不動産投資とも大きく関わる部分になります。
例えば、アパートやマンションの共用部の照明をLED電球に変えることで、長期的に見て、LED寿命も長く消費電力を抑えることもできます。空調設備や太陽光発電などの設備も同じく、環境負荷に配慮したものと言えます。

カイロスマーケティングのクロノスシリーズ

不動産投資において、安定的かつ長期的に収益を確保するためには、経年劣化から物件を適切にメンテナンスし、入居者に対してより快適な空間を提供することが重要です。
中古建屋を収益不動産として取得する場合はメンテナンスコストが大きなポイントになります。

そこで、私たちは仕入れる段階で建屋を評価し、中長期的にみて必要であれば最適な修繕を実施してから投資家にご提供しています。骨組みや外壁はそのままに、建物の残存価値を見出す。

さらには、廃棄物の排出を減らし、資源・エネルギー消費の削減にも繋がるため、環境問題へのアプローチにもなります。

人々が生きる上で、必ず必要になる住居において、リノベーション施工は限りある資源を大切にする重要なソリューションだと捉えています。ライトリノベーションした物件を、カイロスマーケティングではクロノスシリーズとしてご提供しています。

クロノスシリーズでは大規模修繕ではなく、地域ごとの入居ニーズに応じたライトリノベーションを行うことで、物件販売価格を抑えた、入居率の高い築古物件を実現します。

今後の不動産投資

持続可能で豊かな社会の実現を目指す取り組みは、不動産投資の分野においても増えてきています。

カイロスマーケティングもクロノスシリーズを始め、中長期的な観点から価値を作る、環境問題に配慮した不動産投資物件のご提案もしています。環境面、社会貢献等の取り組みにおいて、ESGの考え方を不動産投資にも取り入れてみてはいかがでしょうか。

カイロスマーケティングのクロノスシリーズについてもお気軽にご相談ください。

カイロスマーケティングでは不動産投資のご相談を受け付けております。
投資に対してお持ちの不安や疑問を、私たちと一緒に解決していきましょう。

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