マンション投資に興味がある、投資を始めてみたいという方にとって、いつ始めるかというタイミングは悩みどころです。マンション投資に適した時期やタイミングというのは、具体的にはいつなのでしょうか。マンション投資は年齢ごとに融資状況が変わります。ここでは、投資を始める年齢別のメリットやデメリット、不動産がお得な時期やおすすめのタイミングについてご紹介します。
年齢ごとの適切な投資方法
マンション投資に年齢制限はありません。始めたい、と思ったタイミングで始められます。ただし、年齢ごとに適切な不動産投資のやり方や考え方があるので、この点はきちんと知っておきましょう。
60代
ローンには「最終完済年齢」があります。金融機関により異なりますが、一定の年齢に達すると長期の融資を受けられる可能性が低くなる制度です。このため、60歳の方が投資用不動産を購入しても、利益は生まれにくくなります。不動産は退職金などを元手にした、現金一括購入が理想的です。
50代
50代の方は長期的な投資不動産のローンが組みやすく、60代に比べるとロングリターンを見据えた不動産投資がしやすいです。ただし、活発的な動きが必要になる新築マンション一棟投資は避けた方がいいでしょう。10年、20年先を見据えた投資が大切です。
40代
40代はマンション投資に適した年齢です。その理由として、貯金額が多く年収が高いので、ローン審査に通りやすいことがあげられます。また、最終完済年齢の影響をほとんど受けません。景気に関する情報収集能力が高く、十分にロングリターンが受けられるでしょう。
30代
将来のことを真剣に考え始め、積極的にセミナーに参加している年代です。年収や信用性の高さなど、投資不動産ローン審査に通るための条件をほぼ満たしています。長い目でみた場合、キャッシュフローを得るのにベストな年齢で、売却タイミングの都合の良さがあるのも大きな利点です。
20代
社会人が副業で投資を始めるケースが増えています。ただし、ほかの年代と比べてローンの審査に通りにくいのが難点。特に年収は必要最低限の額が毎年あることを証明できないと厳しく、目安は約400万円です。審査に通れば早く投資が始められるので早く収益が得られます。
不動産がお得な時期
不動産は常に同じ価格ではなく、高い時期と安い時期があります。そのため、同じような物件でもお得感は変わってくるのです。しかし一方で、家賃額には大きな変動はありません。つまり、周りがベストだと感じている時期ではなく周りがまだ心配や不安感があり動きにくい時期を狙うのがポイントです。特に、ローンの金利や税金など、購入するための環境が優遇されている時期は比較的いいタイミングと言えるでしょう。
おすすめのタイミングとは
投資目的が将来的な資産形成の場合、投資のタイミングは早い方がより有利になります。いわゆる買い時とされるタイミングで不動産を購入できるなら、それに越したことはありません。しかし、このタイミングを狙って待っていると融資状況が大きく変化する可能性も高くなります。それだけライフスタイルの変化は正確に予想できない難しいものです。そのため、多少価格が高くても融資を受けられるタイミングで投資を始めれば、メリットは大きくなります。